[見どころ!]帝尊康輝 vs. ベク・ギヨル
9月29日(月)後楽園ホール
日本スーパー・ミドル級タイトルマッチ
王者・帝尊康輝(一力)
vs.
挑戦者・ベク・ギヨル(韓国)
帝尊=1993年1月23日、大阪府出身の32歳。左ボクサーファイター型。戦績:27戦18勝(15KO)6敗3分
ベク=1995年7月20日、韓国光明市出身の30歳。右ファイター型。戦績:11戦7勝(4KO)2敗2分
返り討ちかリベンジか
帝尊が初防衛戦
日本スーパー・ミドル級王者の帝尊が韓国のベクを迎えて日本王座の防衛戦に臨む。両者は今年3月、今回と同じ後楽園ホールで拳を交え、激闘のすえ帝尊が6回KO勝ちを収めている。返り討ちか、それともリベンジか。今回も打撃戦になりそうだ。
帝尊は190㎝の長身とサウスポーから繰り出す左ストレートを中心にした強打でミドル級のOPBF東洋太平洋王座、スーパー・ミドル級の日本王座とWBOアジアパシフィック王座を獲得してきた。昨年11月にWBOアジアパシフィック王座は失ったが、2023年6月に獲得した日本王座は今回が初防衛戦となる。プロキャリアは13年になるが、途中でブランクやジム移籍などがあったため試合数は27に留まっている。
ベクは2017年12月にプロデビューし、2連続引き分けのあとは7連勝(4KO)をマーク。しかし、昨年9月の韓国ミドル級王座決定戦で2回KO負けを喫し、今年3月には帝尊にも6回KOで敗れている。体力を生かして距離を潰していくファイター型だ。
半年前、帝尊は序盤で左目を負傷するアクシデントに見舞われたこともあって苦戦したが、今回は慎重にスタートして切り札の左を打ち込むチャンスをうかがうことになりそうだ。前に出てくると思われるベクとの距離をキープしつつ、確実にポイントを奪って中盤を迎えたい。(原功)
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