[見どころ!]豊嶋亮太 vs. 安達陸仁
10月4日(土)後楽園ホール
日本、WBOアジアパシフィックスーパウェルター級タイトルマッチ
日本王者・豊嶋亮太(帝拳)
vs.
挑戦者・安達陸仁(大橋)
豊嶋=1995年12月27日、福岡県出身の29歳。右ボクサーファイター型。戦績:25戦21勝(12KO)3敗1分
安達=1998年3月22日、滋賀県出身の27歳。右ボクサーファイター型。戦績:24戦19勝(14KO)4敗1分
2冠をかけた戦い
距離を巡る攻防のすえKO決着か
今年4月、出田裕一(三迫)を4回TKOで下して日本スーパウェルター級王座を獲得した豊嶋が、その初防衛戦と空位のWBOアジアパシフィック王座をかけて安達と拳を交える。KO決着が期待されるカードだ。
2014年11月にプロデビューした豊嶋は2021年にウェルター級のOPBF東洋太平洋王座とWBOアジアパシフィック王座を獲得。2023年1月に佐々木尽(八王子中屋)に敗れて無冠になったが、昨年4月に日本ウェルター級王座に返り咲いた。これを返上後、出田に勝って2階級制覇を成し遂げている。左ジャブで牽制しながら距離とタイミングを計り、チャンスをつかむと一気に攻め込んでいく。経験をとおして身につけた勝負勘は鋭いものがある。
勝てば一気に2本のベルトが手に入る安達は181㎝の長身選手で、こちらも10年のプロキャリアを誇る。フェイントをかけながら左ジャブを飛ばし、ここというところで伸びのある右ストレートを打ち込むパターンを持っている。反面、ウェルター級の日本ユース王座に2度挑んで、いずれもKOで敗れているように打たれた場合の耐久力に課題を抱えている。
中間距離から接近戦に持ち込みたい豊嶋と、右ストレートを生かすために長中距離をキープしたい安達。目の離せない攻防が見られそうだ。(原功)
0コメント