[見どころ!]山口仁也 vs. 重里侃太朗
10月14日(火)後楽園ホール
日本スーパーフライ級タイトルマッチ
王者・山口仁也(三迫)
vs.
挑戦者・重里侃太朗(志成)
山口=1999年11月18日、佐賀県出身の25歳。左ボクサーファイター型。戦績:7戦6勝(2KO)1分
重里=1996年6月5日、大阪府出身の29歳。左ボクサーファイター型。戦績:9戦7勝(2KO)2分
引き分けて以来1年ぶりの再戦
今回も接戦か
今年4月、決定戦を制して日本スーパーフライ級王座を獲得した山口の初防衛戦。山口と重里は昨年10月、挑戦者決定戦で拳を交え三者三様のドローという結果に終わっており、これが1年ぶりの再戦となる。どちらが決着をつけるのか。
山口はアマチュアで33戦22勝(5KO)11敗の戦績を残し、2022年6月にプロデビュー。初陣を5回TKO勝ちで飾ると次戦も4回TKO勝ち。3戦目には日本ユース王座を獲得した。6戦目で重里と引き分けたものの勝利者扱いとなり、吉田京太郎(ワタナベ)との王座決定戦に進出。9回にダウンを喫しはしたが3対0の判定勝ちを収めて戴冠を果たした。自分からテンポよく仕掛けていく攻撃型のサウスポーだ。
重里もアマチュア出身者(58戦41勝17敗)で、2019年12月にプロデビュー。4戦目には世界挑戦経験者の黒田雅之(川崎新田)を破って勢いを増した。しかし、次戦で8回引き分けたあとは3試合連続で8回判定勝ちに留まり、山口との挑戦者決定戦も引き分けに終わるなど一気に突き抜けられないまま現在に至る。センスの光るサウスポーで、これが山口との初戦以来のリングとなる。
1年前に引き分けたあと戴冠を果たしている山口が勢いで勝るが、総合力に差がないため今回も接戦になりそうだ。初戦をベースにしてどちらがどれだけの上積みをできるか。(原功)
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