【見どころ!】井上尚弥 vs. 中谷潤人

5月2日(土)東京ドーム
4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
王者 井上尚弥(大橋)
vs.
挑戦者・中谷潤人(M.T)

井上=1993年4月10日、神奈川県出身の33歳。右ボクサーファイター型。戦績:32戦全勝(27KO)

中谷=1998年1月2日、三重県出身の28歳。左ボクサーファイター型。戦績:32戦全勝(24KO)

瞬き厳禁の頂上対決
序盤で流れが決まるか

 「THE DAY ―やがて伝説と呼ばれる日―」このキャッチフレーズに間違いはないだろう。イベントの規模や注目度、試合のグレードなど、どの角度から見ても日本のボクシング史に残るはずだ。さて、どんな試合になり、どちらが勝つのか。

 84パーセント超のKO率を誇る4階級制覇王者の井上は万能型の右ボクサーファイターで、スピード、パワー、テクニック、耐久力、経験値など戦力チャートは満点に近い選手といえる。チームの結束力も強い。6度の国外試合を含め世界戦だけで27度を経験しており、2年前に東京ドームのリングで戦っている点もアドバンテージといえそうだ。

 すでに3階級制覇を成し遂げている中谷も極めて高い戦闘能力を備えた選手だ。世界戦の数は10度。井上には及ばないが、10勝のうち9度はKO(TKO)で終わらせている。直近の3戦に関しては28戦全勝(18KO)のダビド・クェジャル(メキシコ)、10戦全勝(2KO)の西田凌佑(六島)、20戦全勝(18KO)のセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)と勢いのある相手を下している。強打の長身サウスポーという特徴があり、相手にとっては戦いにくいタイプといえる。

 常人のはるか上のレベルで戦っている両者だけに、試合展開をイメージするのは難しいが、序盤で大きな流れが決まる可能性が高いとはいえるかもしれない。井上はいきなりプレッシャーをかけて出るのか、それとも慎重に距離をとって相手の出方を観察するのか。サウスポーの中谷は右ジャブで探りを入れつつ様々な角度とタイミングで左を狙ってくるものと思われる。攻撃的なアウトボクシングを選択するのか、呼び込んでのカウンター策を選ぶのか。

 ともに一撃で勝負を決める爆発力を持っているだけに、試合開始のゴングが鳴った瞬間から緊張した時間が続くはずだ。歴史の証人になるためにも瞬きは厳禁といえる。(原功)

東日本ボクシング協会

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