【見どころ!】増田陸 vs. 比嘉大吾

7月20日(月=祝日)両国国技館
WBA世界バンタム級王座決定戦
増田陸(帝拳)
vs.
比嘉大吾(志成)

増田=1997年9月23日、広島県出身の28歳。左ボクサーファイター型。戦績:11戦10勝(9KO)1敗

比嘉=1995年8月9日、沖縄県出身の30歳。右ファイター型。戦績:27戦21勝(19KO)3敗3分

切り札を持つ増田
乱打戦に巻き込みたい比嘉

 ジェシー・ロドリゲス(アメリカ/帝拳)のスーパー王者格上げで空位になったWBA世界バンタム級王座を増田と比嘉が争う。増田が勝てば初戴冠、元WBC世界フライ級王者の比嘉は2階級制覇を狙っての試合となる。

 増田は82パーセントのKO率が示すとおりのサウスポーの強打者で、ロングレンジから繰り出す左ストレートが最大の武器といえる。最近はお膳立てするための右リードと右フックも巧みになってきた。昨年来、世界ランカーを3連破して勢いを増している。

 デビューから15連続KO勝ちをマークしたこともある比嘉は12年のプロキャリアで7度の世界戦を経験しているベテランで、これがバンタム級で4試合連続の世界挑戦となる。それら3試合ではいずれもダウンを奪っているが、2試合では自らもダウンを喫しているように試合は常にスリリングだ。

 中長距離での戦いを得意とする増田に対し、比嘉は接近戦で持ち味を発揮するタイプといえる。したがって序盤は距離を巡る攻防に注目したい。増田は適度に足をつかいながら右ジャブで牽制し切り札の左ストレートに繋げたいところ。比嘉は前後左右に動いて揺さぶりをかけたうえで距離を潰したい。一撃必倒の左を持ち、体格でも勝る増田にアドバンテージがあるカードだが、比嘉が巧みに距離を潰して乱打戦に巻き込めば勝負の行方は分からなくなりそうだ。(原功)

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