【見どころ】元王者同士が序盤からテンポの速い攻防を展開か
1月28日(火)後楽園ホール
WBO女子世界ミニマム級王座決定戦
多田悦子(真正) vs 宮尾綾香(ワタナベ)
佐伯霞(真正)が返上して空位になったWBO女子世界ミニマム級王座を、ベテランとなった元世界王者同士が争う。テンポの速い攻防が見られそうだ。
多田はミニマム級でWBA、IBF、WBOのベルトを獲得した実績を持つサウスポーで、プロキャリアは13年目に入った。24戦19勝(6KO)3敗2分の戦績を残しているが、敗北はいずれも判定が2対1に割れたもので、まだ完敗はない。いまは無冠だが、この階級を代表する実力者といっていいだろう。
宮尾も十分な実績を残している。12年に獲得したWBA女子世界アトム級王座は、WBC王者の小関桃との統一戦で敗れるまで5度防衛。18年には同級WBA暫定王座も獲得したが、これは正王者との統一戦で敗れて失った。これが再起戦でもある。
サウスポーとオーソドックスと構えの違いはあるが、ともにスピードと機動力があるタイプといえる。序盤からテンポの速い攻防が繰り広げられそうだ。(原功)
多田=1981年5月28日、兵庫県出身の38歳。真正ジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:24戦19勝(6KO)3敗2分。
宮尾=1983年8月29日、長野県出身の36歳。ワタナベジム所属。
右ボクサー型。JBC公認後の戦績:23戦19勝(6KO)4敗。
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