【見どころ!】攻撃型の王者対決!KO決着の可能性大
1月18日(土)後楽園ホール
東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ
OPBF王者 細川チャーリー忍(金子)vs 竹迫司登(ワールドS)日本王者
昨年10月の決定戦で太尊康輝(角海老宝石)に8回TKO勝ち、東洋太平洋ミドル級王座に返り咲いた細川チャーリー忍(金子)が、日本同級王座を3度防衛中の竹迫司登(ワールドスポーツ)を相手に初防衛戦に臨む。ともに攻撃力が自慢の強打者だけにKOで決着がつきそうだ。
細川はキャリア前半は鳴かず飛ばず状態だったが、17年7月以降は8戦6勝(6KO)1敗1分と好調を維持している。18年9月にはミドル級の東洋太平洋およびWBOアジアパシフィック王者になった。この両王座は野中悠樹(井岡弘樹)に明け渡したが、8ヵ月後に東洋太平洋王座を取り戻している。適度に動きながら左ジャブから右を叩き込むタイプで、パンチはパワフルだ。
竹迫はアマチュアを経てプロに転向し、4年半に12戦11勝(11KO)1分の好戦績を残している。2年前に日本ミドル級王座を獲得し、その年の新鋭賞にも選出された。V2戦では変則サウスポーの加藤収二(中野サイトウ)に大苦戦のすえ引き分けに終わったが、5ヵ月後の再戦では8回終了TKO勝ちで力の差を見せつけた。プレッシャーをかけて距離を潰し、左右のショート系パンチでけりをつけることが多い。
細川が足をつかいながら外から仕掛け、それをブロックしながら竹迫が追う展開が予想される。スリリングな攻防が見られそうだ。強打者同士のカードだけに、どちらかの策がはまる、あるいはどちらかがミスを犯せば前半KOも考えられる。(原功)
細川=1984年8月22日、宮崎県出身の35歳。金子ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:17戦12勝(11KO)4敗1分。
竹迫=1991年7月15日、大阪府出身の28歳。ワールドスポーツジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:12戦11勝(11KO)1分。
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