【見どころ】39歳のベテラン vs 26歳の新鋭!堀川に一日の長?

10月10日(木)後楽園ホール
日本ライトフライ級タイトルマッチ
王者堀川謙一(三迫) vs 高橋悠斗(K&W)挑戦者

 足かけ20年のプロキャリアを誇り、これが57戦目となる日本ライトフライ級王者の堀川が、13歳若い高橋の挑戦を受ける。ベテランが味わい深いボクシングで翻弄するのか、それとも高橋がK&Wジムに初の王座をもたらすのか。

 堀川は2000年4月にプロデビューしたが、15年9月に日本王座を獲得するまで15年を要した。この間、タイトルマッチでは6敗している。現在の王座は今年2月に再獲得したもので、これが2度目の防衛戦となる。ジム移籍が刺激になったのか37歳を過ぎてから8連勝(6KO)と好調を維持している。戦術や試合運びに長けた右のボクサーファイター型で、もちろん経験値は高いものがある。

 挑戦者の高橋は14年12月にプロデビューし、5年間で14戦10勝(5KO)4敗の戦績を残している。4敗のうち3敗は、のちに東洋太平洋王者になる小浦翼(E&Jカシアス)、現日本ミニマム級王者の田中教仁(三迫)、元WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥(本田フィットネス)に喫したものだ。7月まではミニマム級で日本1位にランクされていたが、階級を上げて堀川に挑むことになった。

 前戦で96秒の間に2度のダウンを奪って1回TKOを収め勢いに乗る高橋が仕掛け、堀川が様子を見ながら応戦する展開が予想される。キャリアに大差があるだけに高橋は序盤で一気に流れを引き寄せたいところだ。ラウンドを重ねると堀川の技巧、巧みな試合運びがポイントに結びついていきそうだ。(原功)

堀川=1980年3月10日、京都府出身の39歳。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:56戦40勝(13KO)15敗1分。

高橋=1993年2月24日、東京都出身の26歳。K&Wジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:14戦10勝(5KO)4敗。

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