【見どころ】24歳の王者 vs 34歳の挑戦者!世代間の戦い

7月27日(土)後楽園ホール
東洋太平洋スーパー・フェザー級タイトルマッチ
王者 三代大訓(ワタナベ)vs 竹中良(三迫)挑戦者

 プロ転向から8戦負けなし(7勝2KO1分)の三代が、元東洋太平洋フェザー級王者の竹中の挑戦を受ける。成長を続ける24歳の王者と経験値の高い34歳のチャレンジャー。世代間の戦いだ。

 三代はアマチュアを経て17年3月にプロデビューし、ハードなマッチメークが続くなか昨年6月に現在の王座を手に入れた。初防衛戦では世界ランクにも名を連ねる国内王者の末吉大(帝拳)と互いの王座をかけて対戦。前半のビハインドを終盤で追いついて12回ドローという結果を引き出した。今年3月には44戦のキャリアを持つ元WBOアジアパシフィック王者の渡邊卓也(青木)を下して2度目の防衛を果たしている。現在はWBC24位にランクされている。

 挑戦者の竹中もアマチュア出身者で、プロでは11年以上のキャリアを持つ34歳のベテラン。4年前に東洋太平洋フェザー級王座を獲得し、約2年間に3度の防衛を果たした。ノ・サミュン(韓国)に逆転の10回KO負けでベルトを失い、2連勝勝後の今年3月には中国遠征で僅少差の10回判定負けを喫しており、これが再起戦となる。

 近況をみる限り三代有利は揺るがないところといえよう。177センチの長身から左ジャブを突いて自分の距離をつくることができれば着々と加点しそうだ。終盤にペースダウンしたケースが過去に何度かある竹中とすれば、前半で主導権を握ったうえで中盤、終盤を迎えたいところだ。(原功)

三代=1994年11月13日、島根県出身の24歳。ワタナベジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:8戦7勝(2KO)1分。

竹中=1985年5月22日、熊本県出身の34歳。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:24戦18勝(11KO)5敗1分。

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