【見どころ】王者同士が対決 序盤からテンポの速い攻防か


7月12日(金)後楽園ホール
WBA女子世界フライ級タイトルマッチ
王者 藤岡奈穂子(竹原&畑山)vs 天海ツナミ(山木)挑戦者

 女子の世界王座を5階級にわたって獲得している藤岡と、2階級を制覇した実績を持つ天海が拳を交える。藤岡が持つWBA女子世界フライ級王座に天海が挑む構図だが、スピード感あふれる試合が見られそうだ。

 藤岡は09年9月に36歳でプロデビューし、10年間で20戦18勝(7KO)2敗の戦績を残している。ミニマム級からバンタム級までの5階級制覇を成し遂げており、日本の女子ボクシング界のエースといえる存在だ。

 対する天海はJBC公認前の05年6月にキャリアをスタートさせており、14年間で積み上げた総戦績は38戦26勝(15KO)12敗。KO率は39%と高い。12年から15年にかけて5連敗を含め11戦3勝8敗というスランプも経験したが、16年以降は6戦5勝(5KO)1敗と調子を取り戻している。

 ともに攻撃力に自信を持っており、スタートから主導権掌握を狙ってテンポの速い攻防が展開されそうだ。(原功)

藤岡=1975年8月18日、宮城県出身の43歳。竹原&畑山ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:20戦18勝(7KO)2敗。

天海=1984年8月13日、沖縄県出身の34歳。山木ジム所属。右ボクサーファイター型。JBC公認後の戦績:25戦16勝(11KO)9敗。

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