【見どころ】3度目の対決は気持ちの勝負か!?

9月29日(土)後楽園ホール
IBF女子世界アトム級王座決定戦
黒木優子(YuKOフィットネス)vs 花形冴美(花形)

 元WBC女子世界ミニマム級王者の黒木は昨年12月、小関桃(青木)に王座を明け渡したが、今年4月に8回判定勝ちで再起を果たしている。今回、1階級下(アトム級)の王座決定戦で勝って2階級制覇となるかどうか。一方の花形はこれが5度目の世界挑戦となる。キャリア10年の節目ということも重なり、最良の結果を出したいところだ。

 この両者は過去に2度対戦しており、13年6月の初戦は花形が8回判定勝ち、東洋太平洋アトム級王座決定戦として行われた半年後の再戦は8回引き分けという結果に終わっている。ちなみに黒木が世界王者になったのは第2戦の5ヵ月後のことだった。

 5年前とはいえ合計16ラウンドも拳を合わせており、互いの手の内は分かっているはず。攻撃型の花形が仕掛け、サウスポーの黒木が迎え撃つパターンになることは容易に想像がつく。今回も接戦が予想される。花形が攻め切るのか、それとも黒木が捌ききるのか――気持ちの勝負になりそうだ。(原功)

黒木=1991年3月28日、福岡県出身の27歳。YuKOフィットネスジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:24戦18勝(8KO)5敗1分。

花形=1984年10月28日、神奈川県出身の33歳。花形ジム所属。右ファイター型。戦績:25戦14勝(7KO)7敗4分。

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