【見どころ】アマ出身者同士の一戦!左ジャブがカギ

6月14日(木)後楽園ホール
日本ライト級タイトルマッチ
王者 吉野修一郎(三迫)vs 前田紘希(グリーンツダ)挑戦者

 昨年10月にプロ6戦目で戴冠を果たした吉野が、同じアマチュア出身の前田を相手に2度目の防衛戦に臨む。

 吉野は高校時代に4つのタイトルを獲得するなどアマチュアで124戦104勝(55KO)20敗の戦績を残して15年12月にプロデビュー。4戦目で元日本&東洋太平洋王者の加藤善孝(角海老宝石)に8回判定勝ちを収め、6戦目で日本ライト級王座についた。左ジャブからの右ストレートを得意とし、さらに左右を上下に打ち分ける右のボクサーファイター型だ。構えを左にスイッチする器用さも持っている。今年2月の初防衛戦では初回に右でダウンを奪ったあと連打でレフェリー・ストップに持ち込んでいる。プロ7戦全勝(5KO)と挫折を知らず、このところ3連続KOと自信を増している。

 挑戦者の前田はアマチュアで50戦38勝(12KO)18敗の戦績を残し、15年4月にプロに転向した。3戦目で4回TKO負け、6戦目に8回判定負けと9戦のキャリアで2度の敗北がある(6勝2KO2敗1分)が、このところは3戦2勝1分と好調だ。後楽園ホール初登場で戴冠を狙う。

 ともに左のリードブローから入って右に繋げるパターンを持つが、プロでの経験値と勢いで勝る吉野が有利といえる。序盤から目の離せない試合になりそうだ。(原功)

吉野=1991年9月28日、栃木県出身の26歳。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:7戦全勝(5KO)。

前田=1993年3月17日、兵庫県出身の25歳。グリーンツダジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:9戦6勝(2KO)2敗1分。

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