【見どころ】1年ぶりの再戦で拳四朗が返り討ちか?

5月25日(金)大田区総合体育館
WBC世界ライト・フライ級タイトルマッチ
王者 拳四朗(BMB)vs ガニガン・ロペス(メキシコ)元WBC王者

 1年前、両者は今回とは逆の立場で拳を交え、115-113、115-113,114-114という僅少差で拳四朗が判定勝ちを収めている。その後、拳四朗は初防衛戦で指名挑戦者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)を退け、V2戦では4回TKO勝ちを収めるなど自信を増している。上り調子の26歳と、王座奪回を狙う36歳のサウスポー。今回も接戦になる可能性があるが、勢いのある現王者に分のあるカードといえる。

 初戦は12ラウンドをフルに戦ったが、ジャッジ三者の見解が一致したラウンドはわずか3回しかなかった。それほどに競った内容だった。ただ、拳四朗はゲバラとの初防衛戦では中盤からペースを上げ、終盤には相手のボディを攻めて突き放しており、これが大きな経験になっているものと思われる。流れのなかで自然にロペスのボディを攻めることができれば防衛が見えてきそうだ。

 対するサウスポーのロペスは独特の間合いで押したり引いたりして主導権掌握を狙うものと思われる。全体的なスピード感はないが、初戦同様、拳四朗は変則的なタイミングと鋭角的なパンチには注意が必要だろう。

 拳四朗の3倍の試合数(36戦)と18のKO勝ちを収めているロペスを侮ることは危険だが、現在の勢いと10歳の年齢差を考えると王者有利は揺るがない。早い段階で拳四朗がロペスのボディを攻めることができれば最良の結果(KO防衛)も見えてきそうだ。(原功)

拳四朗=1992年1月6日、京都府出身の26歳。BMBジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:12戦全勝(6KO)。

ロペス=1981年11月12日、メキシコ出身の36歳。左ボクサーファイター型。戦績:36戦29勝(18KO)7敗。

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