【見どころ】23歳の小浦の若さと勢いvs33歳の田中の経験!

4月17日(火)後楽園ホール
東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ
王者 小浦翼(E&Jカシアス)vs 田中教仁(三迫)

 デビューから12連勝(8KO)を収め、WBA9位、WBCとIBFで4位にランクされる23歳のホープ、小浦の東洋太平洋王座2度目の防衛戦。33歳の元世界ランカー、田中を相手に勢いの差を見せつけることができるか。

 小浦はアマチュアを経て14年8月にプロに転向し、全日本新人王、東洋太平洋王座獲得と順調な歩みをみせている。右ストレートや左の上下打ち分けなどを得意とするボクサーファイター型で、昨年11月の初防衛戦では谷口将隆(ワタナベ)を相手に12回をフルに戦いきるなど一戦ごとに経験値も高めている。

 挑戦者の田中は05年3月のプロデビューだが、11年~17年まで5年3ヵ月のブランクがあるため、試合数は22に留まっている。11年には世界挑戦圏内に入ったが、八重樫東(大橋)に敗れるなど連敗。その後、再起戦で勝ったあと活動休止状態に入った。復帰後は3戦して2勝(2KO)1敗の戦績を残している。上体を柔らかくつかいながら右を狙うタイプで、こちらも最軽量級ながら16勝のうち9KOをマークしている。

 若さや勢いに加え一戦ごとに経験値を上げている小浦に分のあるカードといえる。田中は先に仕掛けて小浦を慌てさせ、前半をリードして中盤を迎えたいところだ。(原功)

小浦=1994年10月10日、神奈川県出身の23歳。E&Jカシアスジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:12戦全勝(8KO)。

田中=1985年2月21日、東京都出身の33歳。三迫ジム所属。右ボクサーファイター型。戦績:22戦16勝(9KO)6敗。

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