【見どころ】東洋太平洋フライ級タイトルマッチ
3月13日(火)後楽園ホール
東洋太平洋フライ級タイトルマッチ
王者 中山佳祐(ワタナベ)vs ジェイアール・ラクィネル(フィリピン)挑戦者
戴冠試合、初防衛戦と続けて厳しい試合を乗り切ってきた東洋太平洋王者の中山が、生きのいい21歳を迎えてV2戦に臨む。IBF13位、WBO15位にランクされる中山にとって、今回はさらに厳しい戦いが予想される。
中山はサウスポーのボクサーファイター型で、じわじわと相手に圧力をかけながら攻防を組み立てるタイプといえる。左ストレートはなかなかシャープで、ボディブローも巧みだ。
今回の挑戦者は9戦8勝(5KO)1分という戦績を残している21歳のサウスポーで、リズムをとりながら踏み込んで左ストレート、返しの右フックを叩きつける好戦型だ。中近距離ではアッパーも突き上げるなど攻撃力がある。ただ、雑な面もあり、そこを中山が突けるかどうか。
このところ2-1の12回判定勝ち、三者三様の12回引き分けと長いラウンドを戦ってきた中山が、その経験を生かして勝負を長引かせれば防衛が見えてきそうだ。(原功)
中山=1988年6月29日、佐賀県出身の29歳。ワタナベジム所属。左ボクサーファイター型。戦績:14戦10勝(4KO)2敗2分。
ラクィネル=1997年2月1日、フィリピン出身の21歳。左ボクサーファイター型。戦績:9戦8勝(5KO)1分。
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