【見どころ】女子ダブル世界戦!

3月8日(木)後楽園ホール
<WBO女子世界ミニマム級タイトルマッチ>
王者 江畑佳代子(ワタナベ)vs パク・ジヒョン(韓国)挑戦者

<WBO女子世界ライト・フライ級王座決定戦>
チャオズ箕輪(ワタナベ)vs 天海ツナミ(アルファ)

 昨年5月、5度目の挑戦を実らせて41歳で悲願の世界王座獲得を果たした江畑の初防衛戦。15年8月以来のリングとなるパクを迎え、王座を守ることができるか。

 江畑は足をつかいながら左ジャブをついて戦うボクサー型で、長丁場の経験も豊富だ。対するパクは05年にプロデビューした32歳で、24戦22勝(6KO)2敗というみごとな戦績を残している。10年には、のちに世界王者になる池山直(フュチュール)にも勝っている。しかし、15年8月を最後に実戦から遠ざかっている。江畑はスピードと左ジャブを生かしてコントロールできるか。

 箕輪対天海は、藤岡奈穂子(竹原&畑山)が返上した王座の決定戦として行われる。16年9月にアマチュアからプロに転じた箕輪は3戦目で東洋太平洋王座を獲得するなど5戦全勝(4KO)と勢いがある。

 一方の天海は元WBA女子スーパー・フライ級王者で、4度防衛した実績を持っている。しかし、12年7月に無冠になってからは武運に恵まれず、2度の海外での世界挑戦は実らずに現在に至る。しかし、勝利はすべてKO(TKO)によるもので、逆に敗北のなかにKO負けは一度もない。

 勢いのある箕輪がそのまま頂点をつかむのか、それとも経験豊富な天海が意地をみせるのか。(原功)

江畑=1976年1月7日、東京都出身の42歳。ワタナベジム所属。JBC公認後の戦績:16戦10勝(6KO)6敗。

パク=1985年8月1日、韓国出身の32歳。戦績:24戦22勝(6KO)2敗。

箕輪=1987年11月4日、栃木県出身の30歳。ワタナベジム所属。戦績:5戦全勝(4KO)。

天海=1984年8月13日、沖縄県出身の33歳。アルファジム所属。JBC公認後の戦績:23戦14勝(9KO)9敗。

東日本ボクシング協会

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