村田が前欧州王者ブランダムラと初防衛戦

 WBA世界ミドル級王者、村田諒太(32=帝拳)の初防衛戦が4月15日(日)、前欧州ミドル級王者でWBA8位、WBCとIBFでは7位にランクされるエマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を相手に横浜アリーナで行われることになった。22日に都内のホテルで主催者から発表され、村田とブランダムラが揃って会見に臨み意気込みを口にした。

 この発表会見のために前日に来日したブランダムラは身長178センチのイケメンで、村田も「見た目では勝てない」と笑顔をみせた。しかし、試合については「アマチュアのときからヨーロッパの選手が強い、巧いということは分かっている。プレッシャーはあるが、それを含めて防衛できる選手かどうか試される試合」と気を引き締めた。まだ戦いのイメージまではでき上がっていないといい「これから研究していく」と話した。この試合に備え、すでに1月10日から18日まで沖縄で走り込みのキャンプを行ったばかりだ。戦績は14戦13勝(10KO)1敗。

 挑戦者のブランダムラは18歳でボクシングを始め、アマチュアで44戦(30勝7KO8敗6分)後、07年にプロデビューした。以来、11年のキャリアで29戦27勝(5KO)2敗のレコードを残している。足をつかったボクシングを得意とする右のボクサーファイター型で、16年12月に欧州ミドル級王座を獲得し、昨年6月に初防衛を果たしたあと世界挑戦のため返上した。「村田は偉大で強いファイターで技術面も優れている。でも私はカメレオンのように相手に応じた戦いができる。彼とは噛み合うと思う」と自信をみせている。(原功)

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