【見どころ】内藤がOPBF王座にチャレンジ!

1月13日(土)後楽園ホール
東洋太平洋スーパー・ライト級王座決定戦
ジェフリー・アリエンザ(フィリピン)vs 内藤律樹(E&Jカシアス)

 これが4度目の来日となるアリエンザと、元日本スーパー・フェザー級王者の内藤。サウスポー同士の対戦だ。

 アリエンザは23戦16勝(10KO)6敗1分の戦績を残しているサウスポーの強打者で、前に出ながら振りの大きな左右フックで迫る好戦派だ。13年9月の日本初試合は伊藤雅雪(伴流)に10回TKO負け。翌年11月には永田大士(三迫)に6回判定負け、そして3度目の来日となった16年9月にはWBOアジアパシフィック・スーパー・ライト級王座決定戦で近藤明広(一力)に11回TKOで敗れている。

 内藤は14年2月から翌年12月まで日本王座に君臨したが、現IBF世界スーパー・フェザー級王者の尾川堅一(帝拳)に敗れて陥落。1年後の再戦で惜敗したあとは3連勝を収めている。パワーには欠けるが、スピードとテクニックでカバーしている。ここ3試合はライト級、スーパー・ライト級で戦っており、今回のアリエンザ戦は転級の成否が出る試合といっていいかもしれない。

 アリエンザが圧力をかけ、内藤が足をつかいながら捌く展開が予想される。アリエンザのラフなパンチは油断ならないが、目の良い内藤が簡単に被弾するとは思えない。伊藤が10回、近藤が11回で終わらせている相手だけに、内藤とすればそれよりも早い回でけりをつけておきたいところだ。(原功)

アリエンザ=1990年9月28日、フィリピン出身。左ファイター型。戦績:23戦16勝(10KO)6敗1分。

内藤=1991年9月30日、神奈川県出身。E&Jカシアスジム所属。左ボクサー型。戦績:20戦18勝(6KO)2敗。

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